薬剤科

薬剤科には、薬剤師 4名　薬剤師助手 3名が在籍しており、患者さんや地域の皆さんに、最適で安全な薬物療法を提供するために取り組んでいます。また、常に職場環境の見直しを行い、業務の改善に努めています。

業務紹介

調剤業務

調剤室　内服薬・外用薬・注射薬の調剤
薬剤師は、医師が処方したお薬について、お薬の量、飲み方、飲み合わせなどの問題がないか、又患者さんの年齢や病状をふまえて状態に適した用法用量であるかなどを確認して調剤を行います。
外来患者さんのお薬は原則、院外処方せんが発行され、地域の調剤薬局で受け取ることになります。入院患者さんのお薬は院内の薬局で調剤しており、基本的には全て用法ごとに一包化しています。
注射室　注射薬
薬剤師は、医師が処方した注射箋の鑑査すなわち、投与量・経路・速度、併用薬、配合変化等に問題がないか確認して、患者さん毎に一処方分ごと病棟に払出します。

医薬品在庫管理

院内で使用される医薬品を購入し、血液製剤、麻薬、向精神薬などの規制薬品についてはそれぞれに応じた適正な管理を行っています。また正確かつ円滑に供給するために、有効期限や品質、在庫数量の管理及び安全な保管管理を行っています。さらに薬事委員会の事務局として医薬品の採用や削除および情報提供に務めています。

医薬品情報（DI）業務

医薬品の適正使用のために必要な医薬品情報を収集・整理・評価・保管・提供しています。インターネット端末の整備により、厚労省HP、医薬品医療機器総合機構HPなどにアクセスし、最新の情報を収集しています。また医薬品メーカーからの情報の収集も行い、緊急安全性情報などは直ちに医師をはじめ関係部署へ紙ベースと共に院内メールでの情報提供を行っています。

薬物治療モニタリング（TDM）

注射用バンコマイシンを中心に分析を行い、そのシミュレーションをもとに医師へ投与量の提案を行うなど、治療有効域の狭い薬剤や中毒域と有効域が接近し，投与方法・投与量の管理が難しい薬剤については薬剤科で薬物治療モニタリング（TDM）を行っています。

チーム医療

感染制御チ－ム
当院の薬剤師も感染制御チームの一員として参加して、抗菌薬の使用状況の把握、適正使用の推進に努めています。また医師、看護師をはじめとする多職種と共に院内ラウンドを行い、標準予防策の遵守状況等の確認を行っています。さらに、他施設との合同カンファレンスにも参加し情報交換を行い切磋琢磨しています。